中古車を選ぶ際に重要なのが、車の「走行距離」と「年式」です。どちらも、車両やエンジン、各パーツの劣化具合を判断するための大きな指標となります。それでは、この2つでは、どちらの方が重要なのでしょうか。

この記事では、「走行距離」と「年式」のどちらを優先すべきなのか、それぞれの注意点やおすすめの選び方を踏まえながら解説します。

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引用元：ナビゲート公式HP

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中古車の年式と走行距離について

中古車選びで気を付けるべきは、年式と走行距離です。車の年式とは、車の製造された年月を指し、走行距離とは、現在までの走行距離数を指します。

一般的に1年での走行距離が5,000km〜1万km程度です。

どちらをを重要視するかによって、年式と走行距離の優先順位が変わってきます。それぞれみていきましょう。

中古車を年式で選ぶ場合

中古車を年式で選ぶ理由は、車の性能や状態、さらには安全装備に新しさを求める場合です。年式が新しいと、技術の進化により燃費が良くなったり、安全性能が向上していたりする可能性が高いです。

しかし、年式だけを見て車を選んではいけません。なぜなら、年式が新しい車でも走行距離が非常に長い、または過去のメンテナンスが不十分な場合もあるからです。その場合、潜在的な問題を抱えている可能性があります。

中古車を走行距離で選ぶ場合

走行距離で選ぶ理由は、距離が短いほど車の劣化が少ないからです。劣化が少ないと、それだけ長く快適に車を使用できる可能性が高くなり、売却する際に価格が高くなる傾向にあります。

しかし、年式と同様に走行距離が短いからといって必ずしもその車が良いわけではありません。たとえば、走行距離が短くてもメンテナンスが怠っていた場合、潜在的な問題を抱えている可能性があります。

また、走行距離が長いからといって必ずしも劣化しているわけではありません。定期的なメンテナンスが行われている車は、走行距離が多くても故障のリスクが低い場合もあるのです。

おすすめの年式・走行距離

ここでは、おすすめの年式・走行距離について詳しく解説します。おすすめの年式と走行距離は、以下のとおりです。

• 年式は3年・5年・7年落ち
• 走行距離は3万km、5万km、8～10万km

それぞれの特徴をみていきましょう。

年式は3年・5年・7年落ちがおすすめ

年式で中古車を選ぶ際におすすめなのは、3年、5年、7年落ちの車です。これらの年式は車検の更新タイミングとも重なりやすく、在庫数が多く安く売られていることがあります。

3年落ちの車は新車からそれほど時間が経っていないため、最新の技術や機能が搭載されています。価格も新車よりは格段に手頃で、新車に近い状態を求める人には最適です。5年落ちの車は、新しさと価格の良いバランスが魅力です。劣化もそれほど進んでいないため、メンテナンスがしっかりと行われていれば、非常に良いコストパフォーマンスを発揮します。

7年落ちの車は特に価格が手頃で、予算に限りがある人や短期間での使用を考えている人におすすめです。ただし、この年式の車は車検の更新が近い可能性もあるため、考慮する必要があります。

走行距離は3万km、5万km、8～10万kmがおすすめ

走行距離で選ぶ場合、3万km、5万km、8万km〜10万kmがおすすめです。これらの走行距離は車の状態と価格において、それぞれ特定の傾向がみられるためです。

3万km以下の走行距離の車は新車に非常に近いコンディションであり、新車のような快適なドライブが期待できます。5万kmの車は、価格と状態のバランスが良く、多くの人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

8万kmから10万km以上の車は非常に安価で手に入る可能性が高いですが、それだけ劣化も進んでいる可能性が高いので注意が必要です。

また、走行距離が「キリの良い数字」をわずかに超えた車も特におすすめです。たとえば、走行距離が4.9万kmと5.1万kmの走行距離の違いが価格に大きく反映されることがあり、良い買い物をするチャンスとなる場合があります。

双方のバランスを考えるなら走行距離5万㎞以内、年式5年以内

多くの人が中古車を探す際に最初に考える条件として、「走行距離5万km以内、年式5年以内」というものがあります。この条件では、車の劣化が進んでいない可能性が高く、比較的新しい技術や安全機能も搭載されている可能性があります。

しかし、最終的な予算や在庫の状況によっては、希望条件に完全に沿った車を見つけるのは難しい場合もあるため、選択肢を広げる必要があります。ただし、走行距離が7万kmを超える車を検討する際には、メンテナンスの履歴をしっかりと確認することが重要です。

また、年式が古い車を視野に入れる場合は、フルモデルチェンジでにどのような性能や機能が変わったのか、販売員に詳しく聞いてみると良いでしょう。条件に当てはまらない車でも、メンテナンスなどしっかりしているのであれば候補に入れても良いでしょう。

走行距離で中古車を選ぶ際の注意点

走行距離で中古車を選ぶ際には、以下の3つのポイントに注意しましょう。

• 目安は1年で1万kmほどの走行
• 走行距離が短い車が必ず状態が良いとは限らない
• 走行距離が多い車は修理のことも考える

それぞれ詳しく解説します。

目安は1年で1万kmほどの走行

年式と走行距離は中古車選びで重要な要素ですが、走行距離に関しては一般的な目安として1年で1万km程度が考えられます。この基準を考慮して、中古車の選定を行うと良いでしょう。

走行距離が短い車が必ず状態が良いとは限らない

走行距離が短いからといって、必ずしも車体のコンディションが良いわけではありません。

特に10年経過しているのに走行距離が2万kmなどの極端に走行距離が少ない車には注意が必要です。年式が古い割に走行距離が少なすぎる車は、使用頻度が低く、かえって大きな問題を引き起こす可能性もあります。なぜなら、車は定期的に走行することで、エンジンやその他の機械部品が適切に動作することが多いからです。

そのため、極端に走行距離が少ない古い年式の車は、優先度を下げると良いでしょう。

走行距離が多い車は修理のことも考える

走行距離が多い車は、当然ながら部品の劣化が進んでいる可能性が高いです。特に、10万kmを超えるような車では、大きな修理が必要になる可能性があります。

そのため、購入時には将来的な修理費用も考慮に入れ、予算を決めることが大切です。

年式で中古車を選ぶ際の注意点

年式で中古車を選ぶ際には、以下の2つのポイントに注意しましょう。

• 元々レンタカーの高年式車は傷や汚れに注意
• 高年式車は絶対に故障しないわけではない

それぞれ解説します。

元々レンタカーの高年式車は傷や汚れに注意

レンタカー上がりの中古車は、高年式で整備が行き届いていることが多く、魅力的に見えるかもしれません。

しかし、複数の人が短期間で使用したため、傷や汚れがついている場合があります。購入前には外観や内装をしっかり確認し、可能であれば業者の評価も求めましょう。

「レンタカー上がりだから安心」と考えず、実際の状態を確認してから購入することが重要です。

高年式車は絶対に故障しないわけではない

高年式の中古車は部品の劣化が少なく性能も良い傾向にありますが、それが故障しないという保証にはなりません。特にメンテナンスが適切に行われていない場合や、走行距離が非常に長い場合は、故障のリスクは十分にあります。

購入前には車の状態やメンテナンス記録をしっかり確認し、必要であれば業者の意見も参考にすることが重要です。高年式であるからといって過信せず、慎重な選定が求められます。

走行距離や年式以外で重視したい項目

中古車を選ぶ際に、走行距離や年式以外で重要視したい項目があります。ここでは、重要視したい項目について詳しく解説します。

中古車のメンテナンス具合

車選びで最も重要なのは、その車の「状態」です。走行距離や年式も大事ですが、それ以上にメンテナンス履歴は重要な判断材料となります。適切なメンテナンスが行われていれば、長く安心して乗れる可能性が高いです。

メンテナンス履歴のチェックでは、オイル交換、タイヤの状態、ブレーキフルードの交換などが定期的に行われているか確認しましょう。特に大きな修理が行われている場合、その理由と修理後の状態も重要です。

メンテナンス履歴が不明瞭な場合、販売店の方に質問してみると良いでしょう。車に詳しいプロのため、不明点や疑問点についてしっかりと解説してもらえるはずです。

車の状態をしっかりと確認することで、安心して購入できるでしょう。

中古車販売店の信頼度

車を購入する際、販売店の信頼性も大きな要素となります。

車自体の状態はもちろん、店舗やスタッフの様子もしっかりと観察することが重要です。車が清潔に保たれているか、スタッフの接客態度が良いかなど、これらは販売店の信頼性を測るバロメーターとなります。

たとえば、展示車が汚れていたり、スタッフが質問に対して不親切な対応をしたりする場合、その店での購入はリスクが高いです。購入前にいくつか質問をしてみて、スタッフの対応が適切であれば信頼性が高いと判断できます。

また、1店舗だけで判断せず、複数の店を回って比較検討することもオススメです。

まとめ

この記事では、「走行距離」と「年式」のどちらを優先すべきなのか、それぞれの注意点やおすすめの選び方を踏まえて解説しました。中古車を購入する際には、走行距離と年式がよく参考にされるポイントですが、それだけで決めるべきではありません。

走行距離が多い車は将来的な修理費用も考慮に入れるべきであり、高年式車でも絶対に故障しないわけではないという点は理解しておきましょう。また、1店舗で即決せず、複数の店を回って比較することで、より良い選択ができます。

この記事を参考にポイントを踏まえたうえで中古車選びをしていくと、後悔することなく理想の中古車を購入できるでしょう。

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引用元：ナビゲート公式HP

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