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公開日 2023.12.30
更新日 2024.03.28

30系プリウスは前期・後期でどのような違いがある?項目別に徹底解説!

プリウスの人気に火をつけた3代目プリウスは、世代が後退した今でも多くの人から支持を集めています。そんな30系プリウスは、前期モデルと後期モデルに分かれています。

では、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

そこでこの記事では、30系プリウス前期・後期の違いを項目別に徹底解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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引用元:ナビゲート公式HP

中古のプリウスを購入するならナビゲートがおすすめです。 ナビゲートなら、プリウス専門店としてプリウスの在庫を常に多数揃えているため、その場でそれぞれの違いを比較しながらじっくり検討することが可能です。 また、カスタム車のご注文にも対応していたり、車検の費用も他社と比べて比較的お安くしていたりなど、お客様第一でサービスを提供しております。

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30系プリウスの販売期間

まずは、30系プリウス前期と後期の販売期間を見てみましょう。

  • 30系プリウス前期:2009年5月~2011年12月
  • 30系プリウス後期:2011年12月~2015年12月

前期モデルは約2年間、後期モデルは4年間販売されました。

【見える部分】30系プリウスの前期・後期の違い

では、30系プリウスの前期と後期ではどのような違いがあるのでしょうか。エクステリアとインテリアに着目し、それぞれ細かく説明します。

エクステリア

エクステリアは、以下6つの箇所で違いがあります。

  • ヘッドライト
  • ロアグリル・フロントバンパー
  • ウィンカー・フォグランプ
  • ドアミラー
  • テールランプ
  • 純正アルミホイール

それぞれ詳しくみていきましょう。

ヘッドライト

ヘッドライトに関して、大きな違いはあまりありません。しかし、内部に大きな変更点がありました。

  • 30系プリウス前期:ハロゲン、LED
  • 30系プリウス後期:ハロゲン、LED、HID

ハロゲンとLEDの2種類からライトのタイプを選べた前期に対して、後期ではハロゲンとLEDに加え、明るさが優れたHIDも選べるようになりました。

ロアグリル・フロントバンパー

ロアグリルとフロントバンパーも、前期と後期で大きな違いが見られます。前期はロアグリルが小さめの長方形であったのに対し、後期では大きめの台形になっています。

ウィンカー・フォグランプ

前期と後期の違いで分かりやすい部分が、ウィンカーとフォグランプです。前期ではウィンカーとフォグランプが同じ場所にありましたが、後期のプリウスはフォグランプがロアグリル部分に移動しました。

そのため、ウィンカー部分の見た目も変わり、前期と後期の違いが一目瞭然です。

ドアミラー

ドアミラーは大きさ自体は同じものの、光源やウィンカーの光り方に変化があります。

前期はLEDであったのに対し後期ではハロゲンにグレードダウン、かつウィンカーの光り方も全体点灯から一部点灯に変更されました。

グレードアップしている部分も多数ありますが、ドアミラーに関してはグレードが下がってしまったと考える方も多いようです。

テールランプ

テールランプも大きさに変わりはありません。しかし、デザインが少し変更されました。後期モデルは、赤いスモールブレーキランプがL字型になりました。

純正アルミホイール

純正アルミホイールは、前期と後期で見た目が少し異なります。前期に比べ後期は車軸が見える範囲が広くなり、全体的にスタイリッシュになっています。

インテリア

続いては、インテリアの違いを見ていきましょう。インテリアは、以下の5つの箇所で変化が見られます。

  • ハザードボタン
  • エンジンスタートボタン
  • ドリンクホルダー
  • シートカラー
  • ハンドルボタン

それぞれ詳しくみていきましょう。

ハザードボタン

まずハザードボタンに関してですが、前期と後期では大きくデザインが変更されました。

ボタンの色 三角マークの色
30系プリウス前期 黒色 赤色と白色
30系プリウス後期 赤色 白色

前期は黒色のボタンであったため周りに馴染んでいましたが、後期はボタンの色が赤色になり見つけやすいデザインとなりました。

また、三角マークも赤と白の2色から白1色に変わりました。

エンジンスタートボタン

エンジンスタートボタンも、ハザードボタンと同様にボタンの色が変更されました。前期の黒いボタンから、後期では青いボタンに変わっています。

ドリンクホルダー

ドリンクホルダーは前期・後期を問わず、運転席と助手席の間のコンソール部分にあります。しかし、前期モデルはアームレストの内部に位置していたものが、後期になるとアームレストの外側に移動しました。

前期モデルまでは、ドリンクホルダーを利用するときにアームレストを開けなければなりませんでした。しかし、後期モデルではそのまま使用できる点が特徴です。

シートカラー

後期モデルでは、シートカラーにも変更点がありました。

  • 30系プリウス前期:アクア、ミディアムグレー(濃淡が異なる2色のグレー)
  • 30系プリウス後期:ツートンシート(ブラウン×ブルー)がオプションで追加

前期は単色しか選択できませんでしたが、後期になりツートンシートを選択できるようになりました。

ハンドルボタン

エアコンの温度やオーディオの音量を調節するハンドルボタンは、レイアウトが変更されました。

前期は横並びだったボタンでしたが、後期では縦並びになり、温度や音量を上げるときは上のボタン、下げるときは下のボタンと、分かりやすい位置に変更されました。

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【見えない部分】30系プリウスの前期・後期の違い

では、ここからは外装や内装などの見える部分ではなく、見えない部分に着目して30系プリウスの前期・後期の違いを見ていきましょう。

比較するのは、以下の2つです。

  • ボディ剛性
  • サスペンション

それぞれ詳しくみていきましょう。

ボディ剛性

1つ目の違いは、ボディ剛性です。

センターブレースとメンバーブレースの形状が変わり強化品になったことで、前期に比べて後期のほうが乗り心地がしっかりするようになりました。

サスペンション

2つ目は、サスペンションの違いです。

基本モデル ツーリングセレクション、サンルーフ付き
前期 ボールベアリングアッパーマウント 入力分離型アッパーマウント
後期 入力分離型アッパーマウント

前期モデルは、ツーリングセレクションやサンルーフ付きの車以外は「ボールベアリングアッパーマウント」を使用していました。

しかし、後期モデルでは、グレードを問わずサスペンションが「入力分離型アッパーマウント」に統一されました。その結果、全てのグレードで路面からの突き上げが柔らかくなりました。

前期モデルは走行距離が長くなると調子が悪くなり音が出るケースもありましたが、後期モデルになるとその不都合が改善され、乗り心地も良くなったのが特徴です。

30系プリウスの燃費は前期・後期でほとんど変わらない

プリウスの購入を考えている方の中には、燃費を重視する方が多いでしょう。しかし、結論から言うと、燃費は前期と後期でほとんど変わりません。

プリウス30系のカタログ燃費料は、JC08モードで前期が30.4km/L、後期が30.4km/L(グレードLのみ32.6km/L)です。

外装や内装に大きな変化があったプリウス30系ですが、燃費に関しては前期・後期であまり変わらないと言えます。

30系プリウスの中古車相場

最後に、30系プリウスの中古車相場を前期と後期で比較していきます。それぞれの中古車相場を比較して、買いやすいモデルを選択しましょう。

前期モデル

年式 中古車
2009年式 40万円~100万円
2010年式 40万円~200万円
2011年式 40万円~145万円

前期モデルでは、100万円以下で購入できることが多いです。発売から10年以上が経過していることから、ハイブリッドシステムの故障を懸念される方が多いようです。

そのため、購入の際にはメンテナンスがしっかりと行われているかを確認すると良いでしょう。

後期モデル

年式 中古車
2011年 40万円~145万円
2012年 50万円~155万円
2013年 52万~150万円
2014年 60万円~155万円
2015年 60万円~195万円

後期モデルでも、車体によっては100万円以下で取引されることが多いです。

また、2015年モデルであれば、販売から10年以内であり、購入を検討される方も多いようです。走行距離が10万km以内のメンテナンスされた車体を選択すると良いでしょう。

まとめ

この記事では、30系プリウスの前期モデルと後期モデルの違いを項目別に解説しました。

見える部分のエクステリアやインテリアだけでなく、見えない部分も前期と後期で違いがあります。30系プリウスの中古車を購入しようと考えている方は、ぜひ一度直接ご覧ください。

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