プリウスに搭載されているバッテリーの寿命は、バッテリーによって異なります。駆動用バッテリーは10年以上使用できますが、電気系統のもとになる補機バッテリーは4～5年のサイクルで交換が必要です。

そこでこの記事では、それぞれのバッテリー寿命やプリウスPHVに搭載されるバッテリーの特徴、寿命が近づいた前兆など詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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引用元：ナビゲート公式HP

中古のプリウスを購入するならナビゲートがおすすめです。 ナビゲートなら、プリウス専門店としてプリウスの在庫を常に多数揃えているため、その場でそれぞれの違いを比較しながらじっくり検討することが可能です。 また、カスタム車のご注文にも対応していたり、車検の費用も他社と比べて比較的お安くしていたりなど、お客様第一でサービスを提供しております。

プリウスのバッテリー寿命はどのくらい？

2種類のバッテリーを搭載するプリウスは、各バッテリーの役割によって寿命が異なります。

駆動用バッテリーの寿命は非常に長く、車の乗り換えまでバッテリー交換が必要ない場合がありますが、補機バッテリーはガソリン車と同じように一定期間を超えるとバッテリーの寿命を迎えます。

ここでは、それぞれのバッテリー寿命について解説するので、プリウスを保有している方はぜひ参考にしてみてください。

駆動用バッテリーの寿命

プリウスの駆動用バッテリーは、寿命が長くバッテリー交換の必要がない場合もあります。ニッケル水素電池やリチウムイオン電池が使われている駆動用バッテリーは、継ぎ足し充電に強く、使用期限が長い特徴があるのです。

また、トヨタでは新車登録から5年、または走行距離が10万kmを超えるまでに寿命を迎えたバッテリーは、無償で交換サービスを実施してくれます。

補機バッテリーの寿命

補機バッテリーは、ガソリン車にも搭載されているバッテリーで寿命は4～5年ほどです。車を動かしたり、ハイブリッドシステムを起動したりするためには補機バッテリーが必要で、主電源として蓄電電池が使用されています。

プリウスの補機バッテリーはガソリン車よりも寿命は長持ちしますが、4～5年ほどで寿命を迎えるため、エンジンがかからないなどの症状が出たときにはバッテリー交換が必要です。

プリウスPHVのバッテリー寿命

通常のプリウスよりも7倍の容量を持ち、総電圧が非常に高いプリウスPHVのバッテリーには、2つのバッテリーとオプションのソーラーシステムバッテリーがあります。

プリウスPHVに搭載される合計3つのバッテリー寿命について、それぞれ詳しく解説します。

駆動用バッテリーの寿命

プリウスPHVの駆動用バッテリーは、寿命がとても長い特徴があり、バッテリー交換について大きな心配をする必要はありません。使用されているリチウムイオンの寿命は非常に長く、継ぎ足し充電に強いことから、使用頻度の高い駆動用バッテリーにも通用しているのです。

また、最新のプリウスPHVは、ハイブリッドシステムのコンピューターが駆動用バッテリーが劣化していないか監視しているので、劣化状況もわかりやすく表示されます。

補機バッテリーの寿命

通常のプリウスやガソリン車にも搭載されている、12Vの補機バッテリーは最新のプリウスPHVに使用され、寿命は2年ほどです。

プリウスPHVは外部から駆動用バッテリーの充電が可能ですが、ハイブリッドシステムを起動するには補機バッテリーが欠かせません。この補機バッテリーがあがってしまうと、電動走行もできず車を動かせないため、寿命を迎えるまえに交換時期を検討しておくことをおすすめします。

ソーラーシステムバッテリーの寿命

最新のプリウスPHVは、ソーラーシステムバッテリーをオプションで搭載でき、このバッテリーの寿命は長いと考えられています。

通常のプリウスにもソーラーバッテリーシステムが搭載されていますが、専用小型バッテリーとして搭載されたのはプリウスPHVが最初です。

プリウスのバッテリー交換の前兆

プリウスのバッテリーは、劣化してくるとさまざまな前兆が出てくるため、気づいた時点でバッテリー交換を検討しておきましょう。

ここでは、よくあるプリウスのバッテリー交換時期に出る前兆を紹介します。ぜひ参考にしておいてください。

点検を促すメッセージが出る

2つのバッテリー寿命が近づくと、メーターパネルにメッセージが表示されるようになります。充電ができていないまま走行していると、ハイブリッドシステムが起動できなくなるので、自走できなくなる前にメッセージでドライバーに知らせてくれます。

駆動用バッテリーなら点検を促すメッセージ、補機バッテリーなら充電不足と表示されるので、早めに点検や交換するようにしましょう。

燃費が悪くなる

駆動用バッテリーの寿命が近くなると、燃費が悪くなります。プリウスは燃費が良い車とされていますが、駆動用バッテリーの充電や放電ができなくなってくると、燃費が落ちてしまうのです。

そのため、運転する時間帯や走行する場所に変わりがないのに燃費が悪くなったときには、早めの駆動用バッテリーの点検をおすすめします。

ライトが不安定になる

バッテリーの寿命により電力が弱くなると、ヘッドライトが不安定になります。バッテリーの寿命は電装品に現れることが多く、ヘッドライトの明るさが不安定になったり、ちらつきが出るようになったりするのです。

電装品への送電は補機バッテリーでおこなわれるため、新車登録や前回のバッテリー交換から4年以上経過しているなら、補機バッテリーの寿命を疑ってみましょう。

【世代別】プリウスのバッテリー交換にかかる費用

初代プリウスはバッテリー交換費用が高額になりがちでしたが、2代目・3代目以降は少しずつ費用も安定してきました。また、駆動用バッテリーと補機バッテリーでは、駆動用バッテリーの方が高額となりがちなので注意が必要です。

ハイブリッド車のバッテリー交換費用については、「ハイブリッド車のバッテリー交換費用はどのくらい？大手メーカー3社の交換費用相場を紹介！」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

プリウスのバッテリー交換のおすすめのタイミング

プリウスのバッテリーを交換するタイミングは、走行距離や車検、メーカーの保証期間が修了するときがおすすめです。バッテリーが寿命を迎え弱ってくると充電できなくなり、最悪の場合は走行不能となってしまいます。そのため、早めに交換が必要です。

ここでは、バッテリーを交換するタイミングについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

走行距離が10万kmを超えたタイミング

走行距離が10万kmを超えると、バッテリー機能の低下が考えられるため、早めに点検し交換しておきましょう。

最新のプリウスはバッテリー能力が高まり、ハイブリッドシステムを起動する駆動用バッテリーは信頼性が高く、寿命が長いです。実際に15万kmを越えても駆動用バッテリー交換を必要としない場合がありますが、走行や運転の仕方によっては早くバッテリーが寿命を迎えてしまうことも考えられます。

車検のタイミング

車検ではバッテリー点検があり、プリウスはこの点検で交換を勧められることが多いです。中には補機バッテリーだけでなく、車検で駆動用バッテリーの寿命を指摘される場合もあります。

走行距離や登録年数から駆動用バッテリーの寿命が考えられるときは、両方のバッテリー交換費用が発生するため、予算をしっかり確認しておいてください。

新車購入の保証が切れる前

バッテリーの点検で故障が見つかったら、新車購入のメーカー保証が切れる前にバッテリーを交換しましょう。プリウスを販売するトヨタでは、新車登録から5年または走行距離が10万kmを超えるまでは、バッテリーの保証期間になっています。

プリウスに搭載される補機バッテリーは4～5年が交換目安となるので、保証期間が切れる前にバッテリーを点検し、交換の必要性を確認しておいてください。

走行距離が10万km以上のプリウスは買い替えも検討しよう

プリウスは、走行距離が10万kmを超えた段階での買い替えがおすすめです。定期的に交換が必要な補機バッテリーに加え、走行距離が10万kmを超えると駆動用バッテリーの性能も低下し、寿命が短くなります。

また、ハイブリッドシステムの性能やエンジンの周囲も劣化していくため、故障や修理に費やす費用が多くなってきてしまうのです。特に、最新型のプリウスになると、1つ1つの修理費用も高額となりがちです。

高額なバッテリー交換や修理費用を考えると、乗り換えを視野に入れた検討が必要となります。

まとめ

この記事では、プリウスのバッテリーの寿命ついて紹介しました。

プリウスのバッテリーは、寿命が長い駆動用バッテリーと、4～5年のサイクルで交換が必要となる補機バッテリーの2種類があります。新型プリウスは初代に比べてバッテリーの交換費用は抑えられるものの、性能の良いハイブリッドシステムだからこそ、交換費用が高くなります。

もし、走行中にバッテリーの寿命を迎えてしまうと、プリウスは走行不能となってしまうため、寿命の前兆が現れたら早めにバッテリー交換が必要です。

これからプリウスを検討している人や保有している人は、ハイブリッドシステムのバッテリーについてよく理解し、車検や修理費用の参考にしておいてください。

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引用元：ナビゲート公式HP

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