プリウスを運転する際に、バッテリーは必須です。ただし、バッテリーは消耗品である以上、劣化によって動作しなくなる可能性があります。それでは、プリウスのバッテリー上がりが発生した場合、どのような対処をすれば良いのでしょうか。

そこでこの記事では、バッテリー上がりが発生した場合の対処法を紹介します。バッテリーが上がる原因や予防方法もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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引用元：ナビゲート公式HP

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プリウスのバッテリーが上がった時の対処法

プリウスのバッテリーが上がった場合、そのままでは走行できません。そこで、以下の方法で対処する必要があります。

• ジャンプスタート
• ジャンプスターターを利用する
• 故障したバッテリーを自分で交換する

それぞれの方法について、詳しく解説します。

ジャンプスタート

ジャンプスタートとは、ほかの車からバッテリーを分けてもらう方法です。

ジャンプスタートするには、まずは救援車の端子とジャンプスターターのプラス端子を接続します。次にジャンプスターターのマイナス端子をプリウスのボディーアースに接続してください。すべての端子の接続が完了すると、自動で充電がスタートします。

ジャンプスターターを利用する

近くに救援する車がない場合、ジャンプスターターと呼ばれる機器を使用すれば、バッテリー上がりに対応できます。ジャンプスターターとは、スマートフォンでいうモバイルバッテリーと同様の役割を果たす携帯型バッテリーです。

プリウスのバッテリーとジャンプスターターの端子を接続すれば、簡単に充電が開始します。ジャンプスターターはコンパクトなサイズなので、いざという時のために携帯したいものです。

故障したバッテリーを自分で交換する

バッテリー上がりの場合、ジャンプスターターなどによる給電では治らない可能性があります。そこで、バッテリー自体を正常なものに交換することでバッテリー上がりを解消可能です。

故障したバッテリーは、適合するバッテリーを用意して自分で交換できます。交換方法は簡単であり、エンジンを止めてキーを抜いた状態でおこなえば難しい作業ではありません。

自分でバッテリー交換する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

車のバッテリー交換は自分でもできる？必要な準備やメリット・注意点も紹介

駆動用バッテリーが上がった場合は業者に依頼しよう

プリウスには、駆動用バッテリーと補機バッテリーの2種類を使用しています。補機バッテリーとは、一般的なガソリン車で使用されているバッテリーとほぼ同等のバッテリーのことです。

一方で、駆動用バッテリーとはモーターの駆動やエンジンの始動、電装品への点力供給などの役割を担っています。もし、駆動用バッテリーが上がった場合は、ジャンプスタートなどの方法で解消できず交換する必要があります。

また、自分で交換するのは困難であり、業者に依頼する必要があります。駆動用バッテリーが上がってしまった場合、早急に業者に依頼して交換してもらいましょう。

プリウスのバッテリーが上がる原因

プリウスのバッテリーは、さまざまな要因で上がってしまう可能性があります。特に、以下の理由でバッテリー上がりが発生する場合が多いです。

• 半ドアのままにしている
• エアコンの使いすぎ
• 運転頻度が少ない
• 過酷な走行環境
• バッテリー液が不十分
• ライトのつけっぱなし
• コントロールユニット内部での電力消費

代表的な例として、半ドアのままで室内灯が点灯した状態が続くと、バッテリーが上がってしまいます。ほかにも、エアコンの使い過ぎやライトのつけっぱなしなどによるバッテリー上がりのケースも多いです。

また、運転頻度が低いとバッテリーの自然放電により、バッテリー上がりに至る可能性があります。

プリウスのバッテリーが上がる原因については、以下の記事でも詳しく解説しています。

プリウスのバッテリーが上がってしまう原因はなに？対処法や症状の確認方法も解説

プリウスのバッテリー上がりを予防する方法

プリウスを安心して乗り続けるためには、バッテリー上がりが発生しないように常に対応する必要があります。プリウスでバッテリー上がりを予防する方法は、主に以下のとおりです。

• 室内灯やヘッドライトを消す
• 定期的に長距離走行をする
• 耐用年数を確認し、補機バッテリーを交換する
• 警告表示が出たら、駆動用バッテリーを交換する

それぞれみていきましょう。

室内灯やヘッドライトを消す

プリウスのバッテリー上がりを防止するためには、車が停止している際に室内灯やヘッドライトが消えているかどうかをチェックすることです。もしヘッドランプや尾灯が点灯した状態で運転席ドアを開けた場合、警告音が鳴ります。

ただし、警告音を無視してしまっては意味がありません。そのため、車から離れる際には室内灯やヘッドライトを消す習慣を付けましょう。

定期的に長距離走行をする

プリウスに限らず、車は長時間使用しないとバッテリーが自然放電してしまいます。そのため、久々に走行するとバッテリー上がりとなり、走行できなくなってしまうかもしれません。

また、一回の走行時間が短い場合でも、バッテリー上がりとなってしまうケースがあります。そのため、バッテリーが十分に充電できる程度に走行しましょう。

耐用年数を確認し、補機バッテリーを交換する

バッテリーは消耗品の1つであり、使用し続けることで劣化していきます。補機バッテリーは、鉛蓄電池を使用している関係上4年から5年程度です。

ただし、いつバッテリー上がりが発生するか分からないため、耐用年数を確認して補機バッテリーを交換しましょう。

警告表示が出たら、駆動用バッテリーを交換する

プリウスは常にハイブリッドシステムチェックをおこなっており、バッテリーの不具合があると警告を発します。電圧低下を検知すると、ハイブリッドシステムチェックにより警告が出るため、バッテリー交換が必要です。

プリウスはガソリン車を救援することができない

ジャンプスタートによりバッテリー上がりを解消する場合、自分が救援する場合と救援を受ける立場になる場合があります。ガソリン車の場合、どちらの立場になっても対応可能です。

一方、プリウスはガソリン車を救援することができません。これは、プリウスが救護側になって給電すると、主電装品に大電流が流れて故障するためです。また、ガソリン車だけでなくハイブリッド車同士でも給電することはできません。

どうしても給電したい場合は、ジャンプスターターを使用してバッテリー上がりを解消しましょう。

プリウスのバッテリー上がりを疑う前にチェックすること

プリウスを運転しようとしてエンジンが起動しない場合に、バッテリー上がりがまずは疑われます。ただし、必ずしもバッテリー上がりが原因とはいえず、以下のような原因である可能性もあります。

• 運転操作を確認する
• 車のキーの充電が切れていないか
• ハンドルロックをしていないか

各原因について、詳しく解説します。

運転操作を確認する

最近の車は、エンジンをかける際には決まった手順を踏まなければ、エンジンがかからない場合が大半です。そのため、誤って操作した場合はエンジンがかかりません。

プリウスのエンジンをかける場合、パーキングブレーキがかかっている状態で、セレクトレバーがPに入っていることを確認してください。そして、ブレーキペダルをしっかりと踏んで、アクセルペダルを踏まずにエンジンスイッチを押せばエンジンがかかります。

ブレーキペダルを踏み忘れる、セレクトレバーがPに入っていないなどの原因で、エンジンがかからないことが多くあるので、よくチェックしてください。

車のキーの充電が切れていないか

プリウスの一部車種では、スマートキーが採用されています。スマートキーの場合、キーが車内にないとエンジンはかかりません。

また、キーを車内に置いていても、充電切れによりエンジンがかからないケースもあります。そのため、エンジンがかからない場合は、車のキーの充電が切れていないかをチェックしましょう。

ハンドルロックをしていないか

車の場合、ハンドルロックと呼ばれる盗難防止のための安全装置が付いています。車を停車させてエンジンを切り、タイヤの向きを変えるとハンドルロックがかかります。

プリウスでは、ハンドルロックがかかった状態ではエンジンを起動させることができません。ハンドルロックがかかるとハンドルを左右に動かせなくなるので、エンジンをかける前にハンドル操作を確認しましょう。

まとめ

この記事では、プリウスのバッテリーが上がったときの対処法を解説しました。

プリウスのバッテリーが上がってしまうと、エンジンがかからなくなるため運転したくてもできません。また、エンジンがかかったとしても、電装系が適切に操作できないなどのトラブルが発生する場合があります。

バッテリー上がりは、ヘッドライトのつけっぱなしなどのミスにより発生する場合が多いので、消し忘れなどに注意しましょう。この記事で紹介した内容を参考に、バッテリー上がりの対処法をチェックしてください。

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引用元：ナビゲート公式HP

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