プリウスはハイブリット車の先駆けとなった車種として、今でも高い人気を誇っています。高いデザイン性が人気となっていますが、やはりハイブリッド車ならではの高い燃費性能に注目が集まっています。

今では多くの自動車でハイブリッドモデルを提供していますが、プリウスの場合はどの程度の燃費で走行できるのでしょうか。

この記事では、歴代プリウスの燃費性能について解説します。プリウスの燃費が気になるという方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

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引用元：ナビゲート公式HP

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【モデル別】プリウスの燃費を比較

プリウスは、2023年時点で5世代も存在します。ハイブリッド技術の進化によって、より燃費性能が向上している側面があるなかで、各世代別にどれだけ燃費が異なるのでしょうか。

ここでは、歴代プリウスのモデル別燃費性能について解説します。

新型プリウスのカタログ燃費

新型プリウスは、2023年1月に発売開始されました。また、3月には初の電気自動車モデルとなるPHEV Zが発売され、注目を集めています。

新型プリウスの各グレードにおける、WLTCモードのカタログスペックは下記のとおりです。

引用元：e燃費

スタンダードモデルとなるUやXは、32.6km/Lの燃費性能を誇ります。特に、2WDを選択すれば燃費を大きく改善可能です。

PHEV Zは、26.0km/Lとほかのグレードと比較して燃費性能は劣ります。しかし、電気自動車であるためガソリンの消費自体を大きく抑えることができます。

4代目プリウス（50系）の燃費

4代目プリウスは50系とも呼ばれており、2015年12月から発売開始されています。3代目と比較して大きく燃費性能を向上させたことは、当時大きな話題を呼びました。

カタログ燃費

4代目プリウスは、大きくA、S、Eグレードが存在します。それぞれのグレードにおける、WLTCモードのカタログ燃費は下記のとおりです。

引用元：e燃費

スタンダードモデルとなるEの場合、32.1km/Lと高い燃費性能であるのが特徴です。

また、Aプレミアム2WDも30.8km/Lと、上位グレードでも30km/Lを超える燃費となっています。

実燃費

4代目プリウスの実燃費が下記のとおりです。

引用元：e燃費

実燃費でも、軒並み22km/Lを超えており、どのグレードを選択しても高燃費を期待できます。

3代目プリウス（30系）の燃費

3代目のプリウスは、2009年5月に誕生しました。エクステリアには、先代を踏襲した流線型フォルムのハッチバックを取り入れており、スタイリッシュさが人気を博しました。

カタログ燃費

3代目のプリウスの各グレードにおける、カタログ燃費は下記のとおりです。

引用元：e燃費

注目したい点は、全グレードで30km/Lを超える燃費性能である点です。

リダクション機構付のTHSⅡと呼ばれるハイブリッドシステムを採用したことで、走りの性能だけでなく燃費性能を向上させることに成功しました。

さらに、車体全体のエレルギー効率の向上によって、燃費の良さを実現しています。

実燃費

3代目プリウスの実燃費をまとめた結果が、下記のとおりです。

引用元：e燃費

実燃費は、カタログ値から約10km/Lの相違があります。ただし、カタログ値同様に全モデルで同じ燃費となっています。

ほかにも、エンジンが1.8リッターに拡大しており、モーターも3JM型に強化して燃費効率の向上と同時に走りの性能がアップした点が魅力的です。

2代目プリウス（20系）の燃費

2代目プリウスは、プリウスとしては初のフルモデルチェンジとして2003年に誕生しました。初代プリウスから大きくエクステリアを変更し、スタイリッシュさが際立つモデルとして人気を博しました。

カタログ燃費

2代目プリウスのカタログ燃費は、下記のとおりです。

引用元：e燃費

3代目プリウスと比較しても、大きな差が見られないのが特徴です。これは、2代目プリウスがとても高い完成度を誇ったモデルであったことの証明となっています。

動力と電気両面において出力を向上させたハイブリッドシステム、THSⅡを投入したことにより、大幅な燃費向上が図られました。

また、初代プリウスと比較して走りの性能が高まっている点にも注目です。

実燃費

2代目プリウスの実燃費は、下記のようになっています。

引用元：e燃費

実燃費でも20km/Lを上回っており、非常に燃費のよい自動車であることが分かります。

基本グレードとなるSグレードと、上級モデルとなるGグレード以外にも、TOURING selectionなども存在し、走りを楽しみたい方からも人気を博しています。

初代プリウス（10系）の燃費

初代プリウスは、世界初の量産ハイブリッド車として1997年に発売開始しました。プリウスの登場によって、エコカーの流れが一気に加速したのです。

カタログ燃費

初代プリウスのカタログ燃費は、NHW11で29.0km/Lです。加速時にモーターのアシストを利用してガソリン車に匹敵する加速力があり、同時に燃費を抑えることに成功したTHS（トヨタハイブリッドシステム）に注目が集まりました。

初代プリウスの場合、バッテリーは外部からの充電を不要として、通常走行時に発電機の駆動より余剰電力を充電する仕組みを採用しています。

実燃費

初代プリウスの実燃費は、20.17km/Lと初代モデルから20km/Lを上回っていました。電動パワーステアリングや低転がり抵抗タイヤ、電動コンプレッサーエアコンシステムなど、燃費以外にもエコを強く意識したモデルとなっています。

プリウスとライバル車と比較すると？

プリウスのライバルとなる車種として、下記が存在します。

• ホンダ「フィット」
• 日産「ノート」
• ホンダ「インサイト」

各車種の詳細や、プリウスとの違いについて解説します。

ホンダ「フィット」

ホンダのフィットは、2001年に誕生したハッチバック型の小型乗用車です。2020年には4代目が登場して、モデル体系も一新されました。

プリウスと比較してコンパクトな車両ですが、e：HEV BASICモデルとの燃費比較ではプリウスの方が上回っています。また、独特なフロントフェイスに関しては賛否が分かれるところです。

日産「ノート」

日産のノートは、2005年に誕生したハッチバック型の小型乗用車です。2020年には4代目が登場して、モデル体系も一新されました。

現行モデルはノート e-POWERという名称で、2020年にフルモデルチェンジされています。燃費性能でいえばプリウスより劣っていますが、e-POWERならではのスムーズな加速に違いがあります。

ホンダ「インサイト」

ホンダのインサイトは、1999年に発売開始したハイブリッド車です。プリウスに遅れること1年ほどで誕生した車種ですが、世代によってコンセプトが異なります。

また、2022年に生産終了したモデルとなっています。

ホンダ車らしく走りの性能が高い反面、プリウスと比較して燃費性能で見劣ってしまうかもしれません。

また、セダンスタイルでありプリウスのようなスタイリッシュさに欠けている印象があります。

まとめ

プリウスは、ハイブリッド車の先駆けとして今でもほかのハイブリッド車を凌駕する燃費性能を誇ります。また、新型プリウスではよりスタイリッシュなエクステリアを採用して、高い注目を集めています。

実燃費も良いプリウスは、少しでも燃費の良い自動車を求める方に最適な選択肢だといえるでしょう。

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引用元：ナビゲート公式HP

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