プリウスは、トヨタの最新技術がたくさん積まれたハイブリッドカーです。新型プリウスはデザインが洗練されており、幅広い年代の方から愛されています。

そんな高性能のプリウスに乗っていても、「プリウスの燃費が下がってきた」と感じる方は多くいるでしょう。適切な頻度でオイル交換をしていないプリウスは、燃費が下がったり、故障したりする可能性があります。

そこでこの記事では、プリウスのオイル交換の目安や費用、自分でオイルをチェックする方法まで詳しく解説します。愛車のプリウスを長く乗り続けるためにも、ぜひ参考にしてください。

中古のプリウスを購入するならナビゲートがおすすめ

引用元：ナビゲート公式HP

中古のプリウスを購入するならナビゲートがおすすめです。 ナビゲートなら、プリウス専門店としてプリウスの在庫を常に多数揃えているため、その場でそれぞれの違いを比較しながらじっくり検討することが可能です。 また、カスタム車のご注文にも対応していたり、車検の費用も他社と比べて比較的お安くしていたりなど、お客様第一でサービスを提供しております。

プリウスのオイル交換の目安・頻度

プリウスを販売するトヨタは、走行距離や年数によってオイル交換の推奨時期があります。愛車のプリウスを守るためにもオイルの量や汚れを確認し、推奨されている距離数や年数でオイル交換を実施しましょう。

走行距離での目安・頻度

プリウスのオイル交換は、走行距離15,000kmで1回交換することが推奨されています。なぜなら、エンジンを燃焼させるとオイルにゴミなどの不純物が混ざり、オイルが持つ本来の役割を阻害するからです。

ただし、山道など勾配のある道路、高速道路の走行が多い場合は、7,500kmの走行距離を目安にしたオイル交換が望ましいといわれています。いわゆるシビアコンディションでの走行が多い方は、オイルの劣化や消耗が激しくなってしまうので、通常より短い走行距離でのオイル交換を意識しておきましょう。

年数での目安・頻度

トヨタが推奨するオイル交換は1年に1回です。普段はあまり走行しないプリウスも、オイルは経年劣化するため、定期的にオイル交換が必要です。

短距離の走行や使用頻度が少ない場合、水分がオイルに入り、粘度が低下してオイルの役割を発揮できなくなります。走行距離と同様に、シビアコンディションで走行する場合は、6ヶ月に1回を目安にオイル交換を実施しましょう。

プリウスにオイル交換が必要な理由

プリウスに限らず、自動車にはさまざまなオイルが使用されており、特にエンジンオイルは重要な役目を持っています。そんなエンジンオイルの交換が必要な理由は、以下の2つです。

• エンジンオイルが徐々に劣化するから
• 故障の原因になるから

それぞれ詳しく解説します。

エンジンオイルが徐々に劣化するから

エンジンオイルは、以下のような原因から徐々に劣化していきます。

• 走行により粘度が低下する
• 加熱や冷却によって粘度が低下する
• 燃焼ガス（ブローバイガス）がエンジンオイルに混じる
• 清浄作用を繰り返して汚れていく

エンジンは、シリンダーとピストンによって動力を生み出します。しかし、エンジンオイルによる潤滑がなければ、加速や燃費に悪影響を及ぼしてしまいます。プリウスの魅力である低燃費を実現するためにも、オイル交換は非常に重要です。

故障の原因になるから

劣化したオイルは、以下のような故障の原因となります。

• エンジン内部が焼き付き、オーバーヒートを起こす
• エンジン内部にある各パーツが摩耗する
• エンジンからの異音

上記の故障が出るまでエンジンオイルの劣化を放置すると、エンジン本体の交換など高額な修理費用となる可能性があります。最悪の場合、愛車のプリウスが廃車になる可能性もあります。そのため、プリウスのオイル交換は推奨されるタイミングで必ず実施しておきましょう。

プリウスのエンジンオイルのチェック方法

プリウスを長く乗り続けるためには、自分でエンジンオイルを確認することも大切です。

プリウスのエンジンオイルはボンネット内の左側にあり、黄色いリング状のオイルレベルゲージを使ってチェックできます。以下で詳しく解説します。

エンジンオイルの残量のチェック方法

エンジンオイルの残量を確認するときは、以下の方法で進めてください。

1. エンジン停止して5分ほど待つ
2. エンジンが冷えたらボンネットを開く
3. オイルレベルゲージを引き抜く
4. オイルレベルゲージをペーパータオルなどで拭く
5. 透明感や汚れ、粘度を確認する
6. 再度オイルレベルゲージを差し込み、引き抜く
7. オイルレベルゲージのＦとＬの間にオイルの跡があるか確認する

エンジン停止直後はオイルがエンジン内部を循環しているため、正確なオイルの量は確認できません。そのため、必ずエンジンが冷えてから作業しましょう。

また、オイルレベルゲージにおけるFは水分や燃料が混じり粘度が低下していることを指し、Lに近づくとオイルの量が減っていることを指します。オイル量の異常に気づいたら、すぐにオイル交換をしておきましょう。

エンジンオイルの粘度表記の見方

プリウスは、「0W-16」の指定エンジンオイルが使用されています。そこで、オイル交換をする際の粘度表記の見方は以下のとおりです。

• 0W：気温が低いときにおけるエンジンの始動性
• 16：高温時におけるオイルの粘度特性

Wの前にくる数字が低い方が、低温でもエンジンがかかりやすくなります。数字が高くなると、寒冷地や冬季ではエンジンがかかりにくくなります。

また、ハイフンの後ろにある数字は、オイルの粘度を指しています。高速道路や山道など、エンジンに負荷がかかる道路での走行は、比較的粘度の高いオイルがおすすめです。

プリウスのオイル交換の方法

プリウスのオイル交換には、以下の3つの方法があります。

• 自分で交換
• ディーラーに依頼
• ガソリンスタンドへ依頼

費用にも大きくかかわるため、交換方法のちがいを理解し、自分に合ったオイル交換方法を選びましょう。

自分で交換する

自分でプリウスのオイル交換をすると、好きなタイミングで交換することができます。また、作業費用がかからないので、購入したエンジンオイルの費用だけで済ませることができます。

ただし、交換の際はエンジンオイルに不純物が混ざらないようにするなどの注意が必要です。そのため、整った整備環境がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

ディーラーに依頼する

ディーラーでオイル交換する場合は、予約が必要な場合が多いです。また、ディーラーではプリウスの純正エンジンオイルを取り揃えているため安心感があります。

さらに、オイル交換に慣れた整備士がほとんどなので、短時間で作業が終わるメリットもあります。

ディーラーでのオイル交換は、予定日に短時間で作業を完了させたい人におすすめです。

ガソリンスタンドに依頼する

整備場所を確保しているガソリンスタンドでは、プリウスのエンジンオイルの交換が可能です。混みあっていなければ、すぐにオイル交換をしてもらえるでしょう。

ただし、店舗で取り扱っているエンジンオイルのみの対応です。さらに、セルフ給油のガソリンスタンドでは対応できないため、事前に確認しておくのがおすすめです。

プリウスのオイル交換に必要な費用

引用元：トヨタモビリティ神奈川公式HP

プリウスのオイル交換は、3,000円から6,000円程度の費用が必要です。

• ディーラー：5,000円〜6,000円
• 整備工場：4,000円〜6,000円
• ガソリンスタンド：3,000円〜4,000円

ガソリンスタンドでの相場が最も低く、コスパが良く交換ができると感じる方も多いでしょう。ただし、自社で製造したエンジンオイルを扱っている場合もあるので、性能と費用を比較しながら選ぶと良いでしょう。

プリウスのエンジンオイルを安く交換する方法

純正のエンジンオイル以外なら、交換費用が安くなる可能性があります。

プリウスのエンジンオイルは必要なスペックが高いため、オイルそのものが高価です。そのため、純正のエンジンオイルではなく、整備会社で販売されているようなプライベートブランドのエンジンオイルがおすすめです。

また、業者によってはメンテナンスオプションに加入することで、オイル交換・オイルフィルター交換の基本工賃が無料になることもあります。業者ごとにキャンペーン内容は変わるので、公式サイトで確認することをおすすめします。

早めにオイル交換がおすすめな方の特徴

引用元：トヨタモビリティ神奈川公式HP

「まだまだオイル交換は不要」と考えていても、実は早めにオイル交換が必要なケースがあります。ここで紹介する特徴に該当する人は、早めにエンジンオイルを交換することをおすすめします。

プリウスでチョイ乗りが多い方

チョイ乗りは燃費が悪くなる代表例ですが、エンジンオイルも同様に劣化します。

エンジンオイルは、走りながら温度が上がります。しかし、チョイ乗りはオイルが暖まる前にエンジンを切ってしまうため、オイルに水分が混ざりやすくなるでしょう。水分量が多くなったエンジンオイルは必要な粘度を保てなくなるため、劣化が早くなってしまします。

プリウスで高速をよく利用する方

引用元：トヨタモビリティ神奈川公式HP

高速道路の利用が多い方は、エンジンオイルが高温になりすぎることで、オイル劣化の原因になります。

通常、エンジンオイルの適切温度は90〜110℃です。しかし、高速道路では110℃以上になるケースが多く、高温になったオイルは酸化してどんどん劣化します。

そのため、プリウスで高速道路を頻繁に利用するなら、早めのオイル交換が望ましいといえるでしょう。

プリウスの使用頻度が少ない方

週末の買い物のときだけでプリウスを運転するなど、使用頻度が低いとエンジンオイルは劣化していきます。使用していないエンジンオイルは、低い温度のまま放置されており、放っておくと水分が混ざってしまいます。

水分が混ざったエンジンオイルは、粘度が低下して、本来の役目を果たせなくなってしまうでしょう。

プリウスで険しい道を走行することが多い方

整備されている道路とは違い、険しい道を走るとエンジンオイルの劣化が早くなります。なぜなら、砂やホコリ、チリなどがエンジンオイルに入り込んでしまうからです。

通勤で山道を使っている人や、ドライブで山へ行く機会が多い人は、推奨されるタイミングよりも早めにオイル交換を実施しましょう。

まとめ

引用元：トヨタモビリティ神奈川公式HP

この記事では、プリウスのエンジンオイルの交換について、交換目安や費用相場、自分でチェックする方法などを紹介しました。

トヨタは、プリウスのオイル交換について走行距離が15,000km、または年1回の実施を推奨しています。「費用がもったいない」と言ってオイル交換を先延ばしにしていると、思わぬ故障を招いてしまい、結果的に高額な修理費用が必要になってしまいます。

また、プリウスの走行状態によってもオイル交換の時期は異なるので、この記事を参考に自分で点検しながら、プリウスを大切にしていきましょう。

中古のプリウスを購入するならナビゲートがおすすめ

引用元：ナビゲート公式HP

中古のプリウスを購入するならナビゲートがおすすめです。 ナビゲートなら、プリウス専門店としてプリウスの在庫を常に多数揃えているため、その場でそれぞれの違いを比較しながらじっくり検討することが可能です。 また、カスタム車のご注文にも対応していたり、車検の費用も他社と比べて比較的お安くしていたりなど、お客様第一でサービスを提供しております。