自動車を購入した場合、購入費用だけを負担するのではなく、維持費もしっかりと意識して購入する必要があります。そのなかで、特に費用がかかるものが車検です。

車検を受けない限りは自動車に乗れないため、どのくらい費用がかかるのかを把握しておくことが重要です。

そこでこの記事では、プリウスの車検費用について相場などを徹底解説します。

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そもそもプリウスの車検費用には何が含まれる？

プリウスの車検費用を知る上で、車検費用に何が含まれるのかを知る必要があります。プリウスの車検でかかる費用の内訳は、大きく以下の項目があります。

• 法定費用
• 車検基本料
• 整備費用

各費用の詳細は、以下のとおりです。

法定費用

車検における法定費用とは、どこで車検を受けたとしても同じ金額を負担しなければならない法律に定められた費用です。法定費用は、以下3つの費用の総称であり諸経費と呼ばれる場合もあります。

• 自動車重量税
• 自賠責保険料
• 印紙代

各費用の詳細は、以下のようになっています。

自動車重量税

自動車重量税とは、プリウスの重量に対してかかる税金のことです。プリウスの場合、排気量が1,500cc〜2,000ccの間に入るため、36,000円の自動車重量税を負担しなければなりません。

自動車全体で見ると、プリウスの自動車重量税は比較的高いといえるでしょう。ただし、プリウスは2020年度燃費基準を＋205％達成しており、重量税は2回目の車検までは免税されます。

自賠責保険料

自賠責保険とは、自動車を所有している場合に加入が必須となる自動車保険です。これは、自動車を運転する・しないに関わらず加入しなければなりません。

プリウスの場合、保険期間が37ヵ月で27,770円、24ヵ月で20,010円です。自賠責保険は「普通車」「軽自動車」の2種類しかなく、プリウスであっても他の普通車と同じ金額の負担が必要です。

印紙代

印紙代とは、主に検査手数料を納める際に負担する費用です。持込検査か指定整備によって費用が異なり、持込検査の場合は2,200円、指定整備の場合は1,600円負担しなければなりません。

この金額は、普通車であれば同一金額で、プリウスの場合でも上記の金額を負担する必要があります。

車検基本料

車検基本料とは、法定費用以外の費用として車検において必ず負担しなければならない費用です。車検基本料には、以下の金額が含まれます。

• 24カ月定期点検料
• 測定検査料
• 車検代行手数料

24カ月定期点検料と測定検査料については、自動車の細部まで点検するための費用であり、依頼する業者によって異なります。また、車検代行手数料とは主に各種手続きの代行手数料、自動車を移動させるための往復費用が該当しますが、これも車検を担当する業者によって費用が変動します。

プリウスの場合、車検の依頼先によって異なりますが、7万円前後かかる場合が多いです。

整備費用

整備費用とは、もし点検や車検などにおいて不備が見つかった場合に、不備の箇所を修理・整備する費用のことです。もし、整備が不要であれば費用がかかりません。 また、消耗部品などを交換する費用も含まれ、プリウスの場合は1つあたりのパーツで数千円から1万円程度かかります。

プリウスの車検費用の相場

プリウスで車検を受ける際の費用内訳が理解できたところで、実際にどの程度の費用がかかるのかが気になるのではないでしょうか。ここでは、プリウスの車検費用の相場について詳しく解説します。

【表で解説】プリウスの車検にかかる費用

プリウスの車検にかかる費用は、法定費用以外は利用する業者や地域によって異なります。特に、ディーラーで依頼するのか、それ以外の業者に依頼するのかによって、費用は大きく異なります。

平均的なプリウスの車検にかかる費用の相場をまとめた結果は以下のとおりです。

なお、整備費用はプリウスの状態によって金額が大きく変動するので、プリウスの状態に十分注意してください。

プリウスの車検費用は比較的安い！

プリウス以外の普通車で車検を受ける場合、10万円を超えるケースも少なくありません。ただし、プリウスの場合は7万円前後が相場となっており、他車と比較してお得感があります。

これは、法定費用以外の箇所が安く抑えられるケースが多いためです。あくまでも平均的な相場であるため、利用する業者によっては費用が高くなる可能性もあります。慎重に業者を選定するようにしましょう。

業者別に車検基本料を比較！

プリウスの車検を依頼できる業者として、主に以下があります。

• ガソリンスタンド
• ディーラー
• 整備工場
• カー用品店
• 車検専門店

各業者によって、メリットとデメリットがあり、最適な業者を選定することが重要です。ここでは、車検の各依頼先における特徴を紹介します。

ガソリンスタンド｜気軽に車検を受けられる

• 気軽に依頼できる
• 費用が安めに設定されている
• 付帯サービスが充実している

ガソリンスタンドは、一般的には給油だけを担当しているイメージがありますが、車検にも対応した店舗が多く存在します。ガソリンスタンドで車検を受けるメリットは、給油がてら気軽に車検を予約できることです。

また、費用が低めに設定されているため、リーズナブルな費用で車検を受けることが可能です。また、付帯サービスが充実している点も見逃せません。

ディーラー｜安心感がある

• 整備経験が豊富で信頼感がある
• 予防に繋がる整備をしてくれる

ディーラーで車検を受ける場合、プリウスの知識に長けたスタッフが親切丁寧に対応してくれるというメリットがあります。また、予防処置的な観点で整備をしてくれるので、車検を受けた後の故障を防止できる可能性が高いです。

ただし、ディーラーの場合は基本は純正部品が使用されることから、ほかの業者と比較して費用が高くなる傾向があります。

整備工場｜車検費用を抑えたい方

• プリウスの悩みを幅広く相談できる
• 安い部品を使用して車検費用を抑えられる

整備工場で車検を受ける場合、プリウスをはじめ、多くの自動車の整備経験があるため、様々な相談をできるというメリットがあります。また、ディーラーと違って整備部品は厳選したリサイクル品を使用することで、安全性を担保しつつ費用を抑えることが可能です。

ただし、ディーラーと比較すると業者によるサービス内容にばらつきがある場合が多いため、対応可能な業務内容を事前にチェックしておく必要があります。

カー用品店｜車検費用を抑えたい方におすすめ

• 整備部品を多く取りそろえている
• 車検費用が比較的安い

カー用品店で車検を受ける場合、整備部品の交換が必要になった場合は自社で販売されている部品を利用して安く交換対応してもらえます。また、部品が欠品しているなどの可能性も低いため、比較的早く車検が完了する場合が多いです。

ただし、あくまでもカー用品の販売が主力業務となるため、車検サービスの内容にばらつきがある場合があります。

車検専門店｜選びやすさと安心感がある

• 様々なプランから自分に合ったものを選択できる
• 料金がわかりやすい
• 車検期間が短い

車検専門店の場合、多くのプランが用意されており、自分にマッチしたものを選択しやすいという特徴があります。また、料金形態が明瞭でありわかりやすい点も魅力的です。

さらに、費用が安めで車検期間も短いため、すぐに車検を終わらせたい方にもおすすめです。

車検費用を安く抑えるポイント

プリウスの車検費用を少しでも抑えたい場合、以下のようなポイントを意識しましょう。

• 車検の整備項目を減らす
• 依頼する業者を考え直す
• こまめにメンテナンスをする

各ポイントについて、詳しく解説します。

車検の整備項目を減らす

車検の場合、法的に必ず点検を受けなければならない箇所と、必須ではないものの安全に自動車を運転するためチェックしておきたい箇所が含まれている場合があります。法定に点検を受けなければならない箇所は省略できませんが、もし不要な点検項目があれば点検が不要である旨を業者に伝えることで、費用を抑えることが可能です。

保安基準に関係ない箇所などを断ることで費用を大きく抑えることができます。

依頼する業者を考え直す

少しでも車検費用を抑えたい場合、ガソリンスタンドや整備工場、カー用品店に依頼するのがおすすめです。ディーラーの場合、メーカーの信頼性を維持するために、使用する部品は純正のものを使用するため、費用がどうしても高くなりがちです。

一方、ガソリンスタンドや整備工場、カー用品店の場合は、厳選したリサイクル品を使用してコストダウンを図っています。また、部品以外にも様々なコストダウンを実践することで、安く車検を依頼することができます。

こまめにメンテナンスをする

車検を受ける際に、普段全くメンテナンスしていない状態で受けると、様々な整備が必要になる場合があります。例えば、ワイパーを普段から定期的に交換していれば、車検の整備で交換するよりも費用を抑えることができます。

また、普段からメンテナンスしていれば大きな故障を予防できるため、手間がかかりますが自分でメンテナンスを欠かさずするようにしましょう。

まとめ

プリウスは、他の普通車と比較して安く車検を受けられるメリットがあります。ただし、依頼する業者などによっては高額な費用となる場合もあるため、少しでも安く車検を依頼したい場合は注意が必要です。

この記事で紹介したポイントに注意して、少しでも安くプリウスの車検を受けることをおすすめします。

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